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日本,韓国,台湾で食べる
 

いいカフェは生活圏内にひとつあれば十分と思っているのだけど、

たまに浮気したくなるときもある。

素敵なカフェはたくさんあるのだから。


カフェ独自の世界観があることに加え、

ちょっと陰があり、静かであることは大切な条件。


料理がおいしい、とネットで見つけたカフェ「salt peanuts」に行ってみた。

生活圏を大幅に飛び出して。

料理ももちろんのこと、写真で見た店内の陰に惹かれたのです。


せっかく遠くまで来たのだから、料理、飲み物、甘いもの、すべて食べるつもりで。

自家製ソーセージのフォカッチャサンド。

アイスモカ。

りんごパイ。





サンドイッチは、ソースの味が濃く、量も多かったので結構くどかった。

だけど、くどい食べ物も嫌いじゃないので、不味いってことにはならないなあと思いながらおいしく食べた。

アイスモカはpelosoに軍配。どうしても本命と比べてしまう。

りんごのパイは、大きくてざっくりしてて、甘過ぎないところがとても好きだった。


店内は昼間でも薄暗くて、素敵な音楽がかかってる。

素敵な音楽というのは、エレクトロニカというのか?シューゲイザーというのか?

わからないけどそういう方向の。

大学のとき、こんな地下っぽい感じが好きだったなあと懐かしく思い出した。

赤ちゃんを連れてきてしまったのでどうにも気持ちがちぐはぐする。

夫に子どもたちの寝かしつけを頼んで、ひとりで店の隅っこで食事をしてビールをだらだら飲みたい、と夢想する。

いや、近々実行するつもり。

 


禁断の一皿。

台湾のスターバックスのイチゴブラウニー。

日本のスタバにもあるのかな?

誕生日、クリスマス以外ははケーキを食べさせることのない娘に、この写真を見られてしまった。

「ママ、これ誰の誕生日ケーキ?」

「さ、さあー、誰の誕生日なんだろうね…」

悪い母です。

 

最近、うちのすぐ上の階に住む韓国人の奥さんと友達になった。

この奥さん、ハリムさんはわたしと同い年、

こどもも上の子同士10ヶ月違い、

下の子同士は6ヶ月違いと年が近い。


いままで何人か韓国人のお友達がいたけれど、例に漏れずこのハリムさんも人との距離感が近い。

日本人に(多分)ありがちな、遠慮がちに少しずつ距離を縮めるのではなく、初めて話したその日に「うちに遊びにきません?」と誘ってくれた。

その日はゆんが行きたがらず、お邪魔しなかったのだけど、それから大分経って、ゆんと一緒に作ったクッキーをお裾分けに行ったら

「今度うちでお昼一緒に食べましょう」と誘ってくれた。


赤ちゃんがいるのに、ごはんを作ってくれるんだろうか、

わたしだったらまず献立を考えて、馴れ馴れしくないかしら、なんて要らん心配までしてから誘うだろうに、さらっと誘ってくれるのが韓国人らしい。

そして後日遊びに行ったら、

「何にもないんですけど、どうしましょう。ピザでも頼みましょうか」と。

わたしは「おおー、さすが!」と思った。


家に招待したからと言って、腕を振るって料理を作り、ええ格好をしようなんて思わなくていいのだ。

おもてなしを、などと気負わなくていいのだ。

まず「家で一緒にごはん食べたいなー」が先なのだ。

わたしはこういうの、好きだなあ。


また別の日、夕方頃に渡すものがあってお邪魔したら、

「一緒に晩ご飯たべましょうよ」と。

その日はハリムさんのお母さんも韓国から来ていた。

時は午後6時、まだ何もごはんの準備をしていないようだけど…とりあえず、一緒に食べようと返事をした。

するとお母さんとハリムさんが、

「うち、何も食べるものがないねえ。ごはんとキムチくらいかな?」

「ごはんも炊いてなかったんじゃない?」


まだ家族の食べるものすら考えてない状況で「まず」誘えるというのがすごい!

その日は結局、うちに準備してあった晩ご飯を持ってきて、

ハリムさんがハムを焼いたり常備菜を出してくれたりして、あるものだけで楽しくごはんを食べた。


韓国は人とのしがらみが大変、というけれど、こういう素敵な面もあるなと思う。

気負わず、親も、子も、楽しく一緒に食べられる、遊べるというのが嬉しい。

上の子を育ててみて、「こどもを人の中で育てたいな」と、とても思った。

密室で母と子ふたりきり、ずっと一緒だととても辛い。

だけど、そこに他の人が加わると、とても風通しがよくなる。

昔の、近所のこども同士が誘い合って遊んで育っていたというのはとてもいい環境だと思う。

そういうことをできる相手が見つかって、嬉しい。



日本では手に入りにくく、こっちでは普通に売っているもののひとつが生キクラゲ。

どっさり入ってる、箱入りの有機キクラゲをよく買う。



乾燥のもおいしいけど、生のもプリプリ、コリコリとした食感がいい。

よく作るのはさっと茹でて酢醤油で和えたもの。

それから、ごま油と醤油で炒め煮にしてもおいしい。

たっぷりあるので、しばらくごはんのお供になる。


今日は、細切りにして拉麺に入れてひとりで食べた。

残りの半分は茹でてからたっぷりの葱とすりごま、ごま油と塩、レモンで和えて置いておく。

あとの半分はさっと茹でてそのまま置いておく。

キクラゲとニラと卵の炒め物にしようと思っている。


その他、やってみたい料理のメモ。

・鶏スープに、どっさりの野菜とキクラゲ。

・たっぷりの葱や生姜と、サラダに。

・キクラゲの天ぷら。

・葱や桜えびと一緒にかき揚げに。

・八宝菜もおいしいな。


またすぐに買ってこようっと。 
 

スーパーに行くと、新鮮な旬の野菜を手当たり次第買ってくる。

とにかく買えるだけ買って、あとは家に帰ってから考える。


きのこ類は年間通して毎回買う。

青菜も一年中あるけれど、季節によって顔ぶれが微妙に違う。



最近よく買うのは地瓜葉。

サツマイモの葉っぱです。

茎が堅くって、以前何も考えずに料理したら食べられたものじゃなかった。

それ以来敬遠していたけれど、なんだか生き生きした濃い緑色の葉に栄養がものすごくたくさん詰まっている気がして、気になっていた。

そうしたら、オモニが家に来てくれたとき、ナムルにして出してくれた。

葉っぱが少し粘り気を出して、ナムルの味付けが本当に良く合う。

はまってしまって、それからは毎回2束買い、たくさんナムルを作る。

そして、あっという間に食べてしまう。


まず、葉っぱと茎の柔らかい部分だけを取る。

それを洗い、ほうれん草よりも長めに茹で、水にしばらくさらす。

水をしぼり、醤油とごま油、ごまで和える。


うちでは、オモニの作った味醤油といいエゴマ油を使っているので、よけいにおいしい。




ニラ。

台湾は暑いせいか、長けてしまったような青菜が多い。

ニラもそう。

わたしはニラ玉が好き。

たっぷりの卵をカンカンに熱したフライパンでジャッと火を通し、取り出す。

そのあとニラをさっと炒め、卵を合わせる。

たまーに、朝ご飯に登場するごちそう。


ニラを刻んで醤油に漬けた「ニラ醤油」も重宝する。

ごはんに、豆腐に、つけだれに、最高。

 

豆デー。


今週の重大な任務のひとつ。

「豆を使う。」

こういうことを大まじめに今週の任務にできるあたり、主婦っていい仕事だなあ…と思う。

しかも万一来週に持ち越してしまっても誰にも怒られない!


豆乳そうめんを作りたくて去年の夏に買った大豆のほか、

日本から買ってきたひよこ豆、

なんだか使ってみたかったレンズ豆がずっと乾物入れに眠っていた。


あまり置いておくと味も落ちるし、何より「食べてナンボ」なので、ちゃんと頂くことにする。

今週は、大豆。


昨日の晩から一袋全部、水につけておいた。

朝、鍋を開けてみると豆たちはふっくらと戻っている。

まずは、この戻した豆を使って朝食の韓国のビジッチゲ(おからスープ)を。


鍋で豚肉を炒め(今日はタマネギとえのきも入れた)、

ミキサーでどろどろにした生大豆を入れ、香ばしい匂いに変わるまで煮込む。

そのあとだし汁をそそぎ、オキアミの塩漬けで味付け。

本当は古漬けの酸っぱいキムチも入れるのだけど、ゆんにも食べさせたいのでハヤンビジ(白いおからスープ)にしておく。


本場韓国のものよりもマイルドでゆるいスープになったと思うけど、夫もゆんもごはんを混ぜてしっかり食べてくれた。


残りの大豆は全部茹でた。

大豆の煮汁でスープができると聞いたことがあるので、汁を飲んでみたら甘くてびっくりした。

「こりゃすごい」とひとりで大騒ぎ。


次は晩ご飯に大豆の唐揚げを作る予定。

それから、明日の昼ご飯は自分のために豆乳そうめんを。

あとはふたつに分けて冷凍。

またおいしい使い道があれば解凍して使いましょう。


来週か再来週はひよこ豆!

 

昨日、日記を書くと言ったので、早速書いてみる。


最近連日寒い。

寒いと言っても、気温は18度くらいあったりするので、日本の寒さとは全く違う。

ただ、日によっては25度くらいに上がったり、じとじと雨が降って気温が下がったり、と変化が激しいので、ちょっと気を抜くと寒く感じてしまう。


ゆんが「窓に白い色がついてる日は寒いの」と教えてくれた。

なるほど!

なんとなく、結露と寒さをちゃんと結びつけているのがすごい。


朝は温麺。

昨日、台湾式のそぼろを作ってみたので、それを載せたらどうだろうと思って。

夫は「ちょっと合わないかも」と、麺とそぼろを別々に食べていた。

わたしは別に問題なかったので、そぼろを載せたり、キムチを載せて食べた。

ゆんはなんだか野菜モード。

おひたしを独り占めしながら、「ゆんなちゃん野菜いっぱい食べてる」とアピールしている。


午前中は、家の片付け。

日本の去年のベストセラー、「人生がときめく 片付けの魔法」という本を教えてもらって、さっそく読んでみたらものすごくおもしろくて、先月から時間を見つけて家の中を片付けている。

まずは自分の服から始め、いまやっている台所を終えれば、一通り終了。


捨てるものが、たくさんある。

この本の、「ときめくか ときめかないか」の基準に照らすと、ときめくものがほんの少数であることにびっくりする。

ものを捨てるときは胸が痛い。

これまでも使ってなかったし、これから置いておいても使うことはないだろうことはわかるのだけど、それでも「捨てる」という決断を先延ばしにしたくなる。

これはどういう心理なんだろう?


それでも、使わないものを家にためこんでおいても仕方ないので、思い切って捨てる。

本当に辛いのだけど、捨ててみると確かにすっきりする。

ものが少なくなることで、ものに対する接し方の精度が上がる。

時間の精度も上がる気がする。


片付けのことを語りだすと、止まらなくなりそう。

わたしの目標は、家を禅寺のような清らかな空気の流れる、気持ちのいい空間にすること。

片付けは最初の一歩。

台所をすべて終えてしまってから、その後のことを考える。


片付けをしていたらぽこが眠そうにしている。

お昼前。

よし、今日はカフェデーにしましょう。

ちょっと太っ腹に、ランチをいただきましょう。

以前に友達に連れて行ってもらったカフェ。

そこの「禁断のランチ」をなんとなく食べたかったのです、ここ数日。


禁断のランチというのは、エッグベネディクト。




イングリッシュマフィンの上に厚切りのベーコン、ポーチドエッグ、何かわからないけどこってりソースのかかったもの、がふたつ。

つまり、卵がふたつ!

それにジャガイモとマッシュルームの付け合わせ。

青い野菜ゼロ!

そしてしつこいけど卵がふたつ!

かなりのがっつり系です。

こどもには食べさせたくない…

でもたまに、こんなのが食べたくなってしまう。


食べた後は豊かな気持ちに…なるわけない。

「やっちまったなー」と思いながら、でもおいしかったので満足。


あとはぽこが起きるまで、飲み物をゆっくり頂く、贅沢。

と思ったら、すぐ起きた。

切り上げて、帰る。


家に帰ったら片付けの続き。

晩ご飯は、今日は夫が食べないのでありあわせになるでしょう。

多分、ごはんに肉味噌をかけたものと、みそ汁と、青梗菜を茹でたもの、昆布の炒め煮。

 

ブログに日記を書こうかな…

やめておこうかな…

と、前から時々考えていた。


基本的に、というか、誰しもそうなのかもしれないけれど、同じ毎日なのです。

朝はできれば5時半に起き、冷たい水で顔を洗い、ちょっと体操をし、パソコンをいじったりしているうちにゆんが6時半頃起きてくる。


手伝いたがるゆんにタマネギを剥かせたり、

卵を割ってかき混ぜさせたり、

人参を切らせたりしながら、朝ご飯を準備する。


7時半頃から朝食を食べ、

8時過ぎに夫がゆんを幼稚園に送っていく。

その後は間髪入れず家事をする。

台所を片付けたり、洗濯したり、ゴミを捨てたり。

月曜日と金曜日は掃除をする。

ちょっとでも考えるとおっくうになってくるので、とにかくさっさと掃除をする。


10時くらいには終わり、そこからぽこが朝寝を始めるので、自分の時間にする。

週に一度はスーパーに行ってごっそりと野菜を買ってくるけれど、それ以外のときは今はまっている「家の片付け」をしたり、本を読んだりブログを書いたり。


昼食を食べ、昼からの業務は「晩ご飯の仕込み」。

それさえやっておけばよし。

週に2回はカフェに行っていいことになっている(自分の中で)。

行く前にぽこが昼寝を始めたらアウト。

そうでなければ、カフェにつく頃に合わせて昼寝をさせ、2時間くらいのんびりさせてもらう。


それからゆんのお迎えへ。


そこからはとにかく必死。

天気がよければ幼稚園前の公園で1時間弱遊ばせ、

家に帰り夕食を食べ、

子どもと風呂に入り、

ぽこをとりあえず寝かしつけ(またすぐ起きる)、

夕食の片付けをし、

8時半には消灯!!(ほんとは8時にしたい!)

今日の母、営業終了です。


ええ、わたしももう寝ます。

本当は寝かしつけてからのんびりDVDでも…とか、

夫と1杯…などと毎晩思うのだけど、ゆんが寝付くまでわたしが起きていられることはまずないし、

寝るのが遅くなると次の朝にひびくので…寝ます。


そんな毎日。

ほんとに毎日。

それ、人が読んで楽しいだろうか?

というか、この記事自体ここまで読んでる人、いるんだろうか?


だけどそんな繰り返しを最近大切に思い始めていて、

一日を重ねるごとにごく薄い紙を一枚重ねるように、大事なものを紡いでいるように感じられてきて、

だから延々と続くようで螺旋を上がるようにほんの少しずつ変化していく日々をだらだらと書いてみようかと。

毎日じゃないよ。

気の向いたときだけ。

 

初めて幸福農荘に行ってきた日、ゆんに

「畑に行って人参を抜いてきたんだよ」

というと、わたしも行きたかったと娘号泣。


そうかそうか、ママも君を連れて行きたかったんだよ、一緒に行こう!

ということで、その週末に2度目の幸福農荘に行ってきた。




その日は日曜日で、自然農法の授業があり、生徒さん達が何かの種を植えていた。

小屋に入っていくと、奥さんが台所で料理をしていた。

今日は何がありますか?

と聞くと、前回と同じく、人参、大根、春菊、レタス。

山芋もあるから、後であげるとのこと。


ゆんとふたり(ぽこは抱っこし)、石段をゆっくりと下り、小川を越えて、草が茂る中あぜ道を見分けて歩いていく。

人参畑はどこだっけ?

雑草を抜かないので、本当に畑がわかりにくいのだ。


人参畑を見つけて、ゆんに人参の抜き方を教える。

こっちの畝で2本抜いてから隣の畝でも抜いてみると、こっちは京人参だった。

大根も抜かせてみると、なかなか大きいのが抜けて嬉しそう。


レタスの畑に行き、「今日の夜のサラダにしようね」といって3種類の葉っぱを摘む。

赤ちゃんを抱っこしているとかがむのが辛く、結局ゆんがひとりで頑張ってたくさん摘んだ。




ぐるりとあぜ道をまわり、ゆんは道々白い花や橙の花を摘み、小屋に戻ってきた。

小屋の中では授業の終わった生徒さん達が、奥さんの作った野菜料理のお昼ごはんを食べていた。

白いお皿にごはん、トマトを使った赤い炒め物や、豆腐、あのきれいな色の人参を炒めたものが盛り合わされていて、とてもきれい。

どれも凝った料理ではないけれど、きっとすごくおいしいと思う。


奥さんに山芋と、バナナを頂いてお礼をいい、帰ってきた。






夜はゆんが張り切ってレタスを洗い、ちぎり、サラダを作った。

大根と人参はぶつ切りでみそ汁にした。

(以前から買っておいた子ども包丁が満を持してデビュー。)

人参の葉は味噌炒めにしたら、葉のクセと、味噌がよく合っておいしかった。

山芋はすりおろして卵と混ぜて焼き、鰹節をかける。


そうそう、この日の夕方、散歩をしていてふと入ったギャラリー兼キッチンスタジオ。

並べられていた本を何気なく手に取ったら、農園の奥さんが書いた「自然料理」と、「自然食育」の本だった。

やっぱりあの料理はおいしいんだ!という納得と、

「食育」本に載っていた、子どもたちが苗を植え、収穫をし、あの小川で遊び、野菜料理を頬張る写真を見て、すごく素敵なことをしておられるんだなと感動。

作物を作るだけでなく、「農」を出発点にいろんな活動をしている。


素敵なご縁を頂き、感謝。

わたしもいろいろ学びたいな。

 


日本人のお友達に、台北市のお隣の新北市にある農園に連れて行ってもらった。

ここは自然農法をやっているところで、会員になれば、月1000元(約2500円)で好きなときに作物を収穫して、頂いていいらしい。


農園は、山にある。

草でうっそうとしたところに「幸福農荘」と手書きの看板がかかった小さな門があり、中には手作りのような小屋。

そこから手作りの石段を気をつけて下り、小川を越えると、荒れ地なのか畑なのかわからないような土地がいくつかの区画に分かれていて、雑草の間にささやかに作物ができている。


この日は大根と、人参、3種類のレタスと春菊があった。

人参の葉が何株か集まったところからひとつ引き抜くと、かわいらしい小さな人参が出てきた。

土のついたその人参は、透き通りそうな明るい橙で、思わずその色に見とれるほどだった。

大根と人参を何本かずつ引き抜かせてもらい、レタスの葉を摘む。

春菊は袋にぎゅうぎゅうに詰まった、摘みたてのを頂く。



バナナの木も生えていて、まだ青く小さいバナナがなっている。

他にも、「ここは普段ハーブが生えていることがある」と友達が教えてくれた区画や、お休み中の区画がある。

肥料も農薬も使わないので、もともとその作物を植えるべきその季節にしかできないのだそう。



ぐるりと回ってから、小川のそばに自生している芹を教えてもらいながら摘んだ。

みそ汁に入れてもいいし、刻んで、蕎麦にどっさり入れて、芹蕎麦にしてもおいしいそう。


また石段をのぼり小屋に戻る。

薄暗い小屋の中には広い台所があり、大勢で食事できるようになっている。

この農園では自然農法の学校もやっているので、授業のあるときはここでみんなで料理を頂くのだそう。

梁からは枝ごと切り出してきたバナナの房がぶら下がっていて、そこからナイフで少し切り分けてもらった。

台湾のバナナはめちゃくちゃ甘いのだけど、これは適度に甘くて酸味が強い。



家からはかなり遠いけど、迷わず会員になった。

袋に詰まった野菜をもって、気持ちもぱんぱんに膨らませて帰ってきた。


頂いてきた野菜の種類も量も、決して多くはない。

だけど、ひとつひとつが人の身体を健康に育む為、大切に育てられた野菜で、すごい存在感がある。

ひとつとして、その葉っぱも、無駄にできないと気が引き締まる。


人参の葉はごま油と醤油で炒め、

人参は生でかじってみる。

レタスはその日のうちにサラダで。

春菊もサラダに。柔らかくて香りも強くておいしいのだけど、アクも強いのでたくさんは食べられない。

大根は皮付きのままぶつ切りにしてみそ汁。

芹は教えてもらった通りに蕎麦に。


余った人参と、芋で、野菜だけのカレーも作った。


こうやってひとつひとつの野菜と向き合って料理すると、例えおかずがそれだけでも不思議な存在感と満足感がある。

食べるときは、できるだけそのエネルギーを感じながら食べるようにする。

質素な食事が、とても充実した気持ちにしてくれる。